![]() OLをやっていた麗奈がムチに出会ったのは20代の半ばの頃で そんなに遠い昔ではないです。 それまでは趣味は?と尋ねられても これといって「絶対」なものはなかったのですが ![]() ![]() 競技用のムチ(後に、協会を立ち上げ「スポーツウィップ」という名称になりました)に出会い 初めて見たその動き、しなり、総合したルックスに一目惚れし 「欲しい!」 と思ったら日本には売っているお店が無くって 海外でしか購入できない、とのことだったので 「じゃあ自分で作る~!」 と、ムチを作り始めました。 本やウェブサイトを一切見ないで、 自分なりのアイデアと プロのウィップパフォーマーの助言の下 何度も何度も作り直したり 色々な素材や技法を試したりして作ってきました。 完全な麗奈オリジナルのムチ達です。 麗奈が作り始めた頃はまだ日本では ウィップクラッキングを知っている人も少なく プロとしてウィップパフォーマンスをしている方も数えるほどで それでもムチに関連するたくさんの色んな人に会いに行き、 話をしたり、交流をして情報を得て、 自分もどんどんムチの楽しさにハマっていき だんだんと「この楽しさをもっとたくさんの人に広めたい!!」 という気持ちが強くなり その時集まっていた少人数で、でも心からムチを愛する人達が みんなで話し合って「協会を立ち上げよう」ということになりました。 もちろん最初は反対意見もあったし いくつかの障害になる課題もありました。 でも「どんなスポーツ協会だって、 最初は1人、10人からのスタートなんだから 本当に好きな人が集まってずっと続けていれば いずれ楽しさが伝わり、好きな人がもっと集まるはず!」 と信じて協会の役員となり、色々な活動を助けてくれる方 協会員となり、練習会や交流会に参加してくれる方 練習会に参加し、ムチの楽しさを知ってくれた方 本当に数え切れないくらいたくさんの人達に支えられて 本日まで「日本スポーツウィップ協会」が存続しています。 麗奈は一役員として 現在関西方面のスポーツとしてのムチの普及、認知活動をしています。 これからも「継続は力なり」のモットーを貫き スポーツウィップ協会の活動もしつつ、 自身の職人としての腕も磨いていきたいと思っています。 最近手がけていた新しい革を使用したムチの試作で 「う~ん・・・・」と悩むことがあったのだけれど 今日「初心に返る」ということを思い 試してみたことが求めていた思い通りの形になり 「これだぁ~!わぁ~い!!(泣)」 と、嬉しさのあまりこのブログを書いています。 この感動って、以前「世界一受けたい授業」出演の際に使用するムチを TV用に特別仕様で作成しなくてはならず 同じ職人組合の加藤氏の巣鴨の工房で2人で試行錯誤してムチを作っては試し、 もう「明日は撮影日」と時間も迫った夜に やっとのことで望む形のものが出来上がり、 試し振りをして成功した瞬間に「やったぁ~~~~!!(泣)」 と、加藤氏と2人で大喜びした瞬間に少し似てたので なんだか今日までの自分の職人としての道のりを思い返し、 ムチのこと、協会のこと、支えてくれている皆のこと 色々なことに感謝しつつ、 この喜びを与えてくれる『鞭』というものを これからもずっと続けていこう。 死ぬまで、死ぬ寸前まで鞭作ってよう。 って思いました。 色んなことに余所見をしては手を出して 広く浅くたくさんのことを経験するのも良いことかもですが 私は心底惚れている『鞭』というひとつだけを愛して、 作り続けていたいな。て思います。 以前納品したブルウィップクラッキングタイプ10ft6pt ![]() スポンサーサイト
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