
『馬具としても使用するムチ』
とのことで、
毎週末牧場に行ったりしている麗奈ですが
実際お馬さんの上でムチ振ったりしているわけでもないので
作成にあたり考えたことはまず
・馬場で使用すると砂がつくのは必須
ということでトングの部分は仕方が無いとしても
ハンドル部分は砂が隙間に入りまくると具合悪いので
隙間が出来にくいようフラットにしました。

・音が鳴りやすいムチ
という注文でしたので6ft6ptは元々ブルウィップの中でも
一番鳴らしやすいと思うのでハンドルエンドからしなりの始まる部分は
長めにとり、馬を扱いながら簡単にクラッキングできるように、と作りました。
・馬具繋がりでラティーゴ
お客様が乗馬をなさる方、
というのを聞いて、イングリッシュ乗馬なのかウエスタンスタイルなのかは
聞いていないけども「やっぱ馬具だからね~」と勝手な判断で
ウエスタン乗馬であれば鞍にはよくラティーゴレザーが色々くっついてたりするので
フォール部分はラティーゴレザーのフォールで、
赤×黒のムチだけどフォールは黒や赤には染めず、
元々のラティーゴの特徴カラーのエンジ色のままにしました。
・とにかく丈夫に
馬具と言えばどれも丈夫で水(汗)にもある程度は強いし、衝撃にも強くって・・・
というイメージがあったので
今回使用した革はいつもより厚めにしました。
さらにコンチョの取り付けも馬場で金属類が落下して馬が踏んで・・・とかはすごくよくないので
コンチョはサイドの飾り編みで包むように取り付けました。

馬の調教やお祭りで馬追いに使用するそうです

これがまたなかなか素敵にできたので
「いいなこれ、自分用のも作ろうかな

」
と、思っていたのですが
それどころじゃなく次々と新オーダーがくるので
自分用のを作るのはまだしばらくかかりそうです


留めベルトと吊るしベルトも黒×赤で

最近花壇のやなぎにプニプニの可愛い物体が


羽化するとこんなんになったりします


↑お部屋の中に入ってきてたので撮影

さて、明日納品のムチの仕上げがあるので
作業に戻りま~す
